パステルでリアルに動物を描く


きれいに描くための下準備
スタンバイ状態

パステルがはみださないように周囲をマスキングテープでマスキングしておきます。

下絵の上に本番の紙を重ねて、ずれないように軽くテープで止めます。

ライトをつけたトレスボックスの上に乗せると下絵がすけるので、それを目安にして描いていきます。


資料をそばに

リアルに描きたい場合は絶対、勘で描いてはいけません。

参考になりそうな資料を身近に置いて、よく見ましょう。

なお、資料を参照する場合は著作権に注意しましょう。

(資料にそっくりな絵を描く場合は、資料を作った人の許可が必要です)


おおまかな手順
透けた下絵

トレスボックスの上で下絵が透けている状態


軽く色のせ

パステルをカッターで削って粉状にしたものを、
指につけて軽く刷り込むようにして色をのせていきます。


色のせは薄め

上のアップ。色は薄めにのせておきます。


他の部分にも色のせ

バランスを見ながら他の部分にも色をのせていきます。

先に描いた色が落ちないように軽く定着液をかけながら。

なお色が濁らないように、描く指はまめにティッシュでふきましょう
(ぬれぶきんでふいてティッシュでふくと完璧)。


耳アップ

ここで、耳をクローズアップしてどうやって完成させるか見てみましょう。


ハードパステル使用

ほんのりピンクに赤味がかった雰囲気を出すために、軽くハードパステルで色を乗せます。


指でのばす

指でのばしてぼかします。(ピンクになりすぎたら、練り消しゴムで軽く押さえて色をとります)


色鉛筆で細かい部分を

耳のふちの細かい部分は、とがった色鉛筆で描いていきます。


毛を描く

細かい毛も面倒臭がらずに、軽い力で丁寧に一本一本描いていきます。


定着液をかける

パステルは粉なので、出来上がったら忘れずに定着液をかけましょう。

紙面から30cmほど距離を離してかけないと、定着液で絵が流れてしまうので注意。

あと、かけすぎると色が沈んでしまうので、ほどほどにしましょう。

(定着液の使い方説明書をよく読むこと!!)


ハムスター完成

定着液をかければ他の画材で上から描けます!

ここでは瞳の光を修正液で描いて、完成。

完成作品はこちら→「真夜中のお散歩」

別の作例「野原に埋もれて」(うさぎのイラスト)


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