まるり | 「エアブラシ編」 | せるり |
せるり:
今日はめずらしく、菜野さんの作業場に入ってみるぞ! まるり: なんだか部屋から、工事現場で聞こえるような音がするよお。ゴゴゴゴって。 せるり: 何かやってる真っ最中みたいだな。いくぞ。「おじゃましまーす」 菜 野: (ゴゴゴゴゴゴ…)いらっしゃーい。今、エアブラシ使っている最中なの。うるさくてゴメンね! まるり: うわーすごーい。工事現場の音出す機械があるう。すごいっ、すごいね、この機械!! 菜 野: それはエアーコンプレッサーっていう機械で、エアブラシを使うのに必要なのよ。 せるり: 機械ばかり見ていないで、エアブラシで製作している絵のほうを見ろよ、まるり!!!
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チロン
最近は、パソコンソフトのフォトショップの「エアブラシ」を使う方が
増えましたが、このページでは『本物』のエアブラシを紹介します。
〜エアブラシ〜
エアブラシの道具、エアーコンプレッサーとハンドピース。
このエアーコンプレッサーは音が結構しますが、
最近は音が小さくて小型化したものも販売されているようです。
菜野が持っているハンドピース(TORICON No.M-1)。
一度に補充出来る絵の具が少ないタイプ(精密画用)。
沢山使う時は補充が面倒臭いので、もっと絵の具が入るタイプがいいです。
しかし、高価なので色んな種類を取り揃えにくい(買えない)…(T-T)
右の針をセットして使うのですが、これが折れると使えなくなり
ヒサンなので慎重に扱いましょう。
調子をみる為に、水を入れて吹いてみるといいです。
使う絵の具は粒子が細かいものでなければいけません。
(ハンドピースに詰まってしまいます)
上はホルベインのアクリル絵の具。
水を足して、絵の具をまぜます。濃すぎないように、薄めすぎないように。
泡立てないように(^^; …気をつけましょう。
ハンドピースに絵の具を入れます。
そして、いらない紙に試し吹きして調子を見た後、本番に入ります。
あらかじめ、塗りたくない部分にマスキングした本番用紙に
色を吹き付けていきます。
上の写真は背景の青を塗っているところ。
別の色を使う時は、一度水を入れて前の絵の具が出てこなくなるまで
いらない紙に吹き付けます。出てこなくなったら新しい絵の具を入れて
また使います。(絵の具が混ざらないように道具を綺麗に保つわけ)
今度は白で光を絵に入れています。
使い終わったら水で吹いて、残りの絵の具を出し、
ティッシュや、つまようじ等で丁寧に掃除して絵の具が極力残らないように。
(なんてったって精密機器ですから)
絵の具が乾いたら、マスキングを剥がして完成。